ぴっぴ15周年 ぽろぴっぴ10周年記念 ぴっぽろキャンプ

2022年5月、ライジングフィールド軽井沢 にてぴっぽろキャンプを開催することができました。
園長、中澤からのメッセージです。

ぴっぽろキャンプを終えて
延期になっていた「ぴっぽろキャンプ」を行うことができました。ぴっぴ在園、ぽろぴっぴ在籍のご家族だけにいたしましたが、たくさんのご家族の参加で楽しい時間を分かち合いました。お世話になりました。ありがとうございました。宝もののような一日一日を積み重ねて、1年となりそして16年という想像もしなかった年数になりました。「子どもたちの育ちが実感できなくなったらやめよう」「保護者の方々の不満が聞かれるようになったらやめよう」「保育者の質が落ちたらやめよう」…いつでもやめられるように、設立当初から身軽でいようと考え、覚悟を持ちながら理想のようちえんを求めていました。いつも心動かし、いつも耳を傾け、いつも柔軟に、いつも変わることを恐れず、いつも考えていて、いつも夢に向かって楽しんでいた16年だったように思います。目の前にいる愛しい子どもたち、共に重荷を楽しんで担ってくれる保育者集団、信じて構えていてくれる保護者の皆さまがいたからこそ閉園せずに歩んで来られたのです。本当にありがとうございます。

卒園した子どもたちが少しずつ増えていく中で、「帰ってくる場所を創っておいてあげたい」夢が膨らんでいきました。子どもたちが大きくなる中で、辛い想いの時もあるでしょう、お父さんやお母さんにも話せないことができるでしょう。そんな時、ぴっぴの森に帰って来て、そこに人がいなくても「あの頃」を思い出し、夢中で遊んでいたことを思い浮かべ、たくさんの人に抱きしめられたり愛されていたことを感じ、自分の力に気づいたり、自分は自分でいいんだと思い返せたらいいな…。ぴっぴの森が自分を取り戻せる場所になれたらいいな、家庭以外の居場所の一つになれたらいいな、そんなことを想いながらぽろぴっぴを創ってしまいました。
月2回、小学生だけでなく大人たちも帰って来られる場所。卒園した子どもたちを、ぽろぴっぴから関わった子どもたちを、ずっと見守れることは想像以上の喜びでした。

卒園生と在園生を数えてみました。ぴっぴだけで178名、ご縁があってぽろぴっぴからの子どもたちは35名。そのご家族があって大きな大きな家族になりました。ぴっぴの始まりは2005年にバイブルの広場で「焚き火カフェ」を開き始めたことからでした。絵本を数冊読み、歌い、本などの読み合わせで子育ての話をして、お茶を飲みながら子育て相談を受け、親子のほっとする時間を意識していました。「行きたい幼稚園がない」という悩みが聞かれ、私の心の中にあった森のようちえん構想が現実的になっていきました。10名募集に10名が参加表明して下さり、動き出しました。2007年4月開園、2009年〜ぴっぴの3歳児保育5日間が始まり、ぴっぴと焚き火カフェの両立ができなくなり、焚き火カフェは一期生の保護者の方々が引き受けて下さり、今でも続けてくださっています。感謝!
:中澤眞弓

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