小3、まひろの母です。今年度のぽろぴっぴ初日。無意識に鳥井原に向かおうとする自分がいましたが、「ちがった!!ぴっぴの森だー!!」とぴっぴの道へ。真寛と一緒に「間違えちゃうところだったね!」と笑いながら車で向かう。昔よく通ったぴっぴの道・・・その日は不思議と、ようちえん時代にタイムトリップしている気分でした。
まひろは最初荷物置き場に戸惑いながらも、気づけば森に吸い込まれるように走って行く。あ〜2歳の時からこんな風に嬉しそうに走って行ったよなーとしみじみ見送る。仲間を見つけて一緒に森の中に消えて行ってしまった。
前回のお便りで昆さんが、ぴっぴを『ホームグラウンド』と表現されていたけど、本当にそうだと思う。『ふるさと』『慣れ親しんでいて十分に活躍できる場所』・・・自分が子ども時代にそんな場所あったかな?なかった!まひろって、ここにいる子ども達って本当に幸せだと思う。そして、一日たっぷり、安心できる場所で自分のペースで、仲間と過ごすことって、子どもにとって本当に宝物のような時間だと改めて思う。学校はやらなきゃいけないことが多くて嫌だとよくこぼしているが、疲れをここで吹き飛ばして充電しているみたい。私もここで送迎の際にみんなとおしゃべりして、気づけばすごい時間に。子どもだけじゃなくて大人もここで充電している。
少しでもお役に立ちたいとぽろぴっぴランチ隊に二回ほど参加。大工クラブも同様だけど、親の意外な能力に驚きと感動。ぽろのランチに元さんが名乗りを上げて下さったこと、感謝と共にお料理上手なんだ!とびっくりしていたけど、子どもとのやり取りも本当に上手!子どものリクエストを聞いてメニューが決定されるようですが、煮込みハンバーグの日、子どものランチスタッフに常連の小6の海斗くんと、果乃ちゃん、ウィリアムくん、礼くん4人が集まり、元さんがホワイトボードに手順を書いて説明。ボウルにひき肉を入れる→こねる→、と分かりやすい!そして今日の人数を確認して4人それぞれのボウルに入ったお肉を10個に分けようとなる。「どうやって分ける?」と元さん。みんな考える。「最初に二つに分けてからー」思いついことを出し合いながら話し合う。自分だったら考えさせないでやり方を指示していたかもと反省・・。
そして元さんが付き添いながら、子ども達が成形したハンバーグをフライパンで焼いて、くずれないようにひっくり返し、ソースが入ったお鍋にそっと入れていく。遊びに行っちゃう子もいたけど、元さんが最後まで責任持ってやろうねと促す。自信なさそうな子には、海斗くんが「焼いてみる?」と誘う。その接し方がみんなを素直にさせ、チャレンジさせているように見えた。大人でも難しそうだけど、みんな真剣な表情でやっている。室内じゃない野外キッチンだから、下に落としたら最後だけど、一つも落とさずにお鍋に投入!そして、ソースの中で煮込まれたハンバーグは、ふっくらとして見るからに美味しそう。
おしゃべりしながら調理しつつ、子どもたちの遊んでいる様子や、スタッフのさりげないサポートを垣間見られ、最後にみんなで「美味しい!」と食べる。本当に楽しくて美味しくて最高の時間でした。そして、改めて、ぴっぴの森は、子どものために、自分にも何かできることをと気持ちが集ってできた空間なんだなと思い返された一時でした。今年度から新しく加わってくれた子ども達とも、ランチの用意しながら一緒に食べながら、仲良くなれたらいいなと思っています。これからもよろしくお願いします。
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